慣れないピンク線の電車内で
熱い視線を感じる。
前の座席に座る、遠足であろう推定4才男児の三人組が
確実に、私を見て何かこそこそ話している。
きゃっきゃ、きゃっきゃ、と騒いでいる。

「いやん、何?ファスナー開いてる?」
「そんなに、変な顔してるか?電車に乗ったらあかんくらいか?」
「なになに、それとも私に恋でもしたか?君ら待ってたら私死んでまうわ。」
そんな、ネガとポジの想像を巡らしていた。

彼らは、私と目が合いそうになると
目をそらし、何もなかったような顔をする。
でもバレバレやで。

「静かにできないなら、立ちなさい」と先生に怒られ、一瞬は静かになるものの
「そんなの関係ない」とばかりに、また興味の矛先は私に戻ってきた。

以前、子どもが走り寄ってきて「ホラっ」と指さされた事があったし、
もしや、私は子どもにしか見えない何かが憑いているのかしら。

子どものような真っ白で純粋な心とか?
違うだろうことは、自分が一番知っているのに言ってみた。

笑われるような、何か。
うんこの神様とかか?
珍虫の神様か?
神様にこだわる必要はないか。

すると突然、彼らはいわゆる自分の“股間”を押さえだした。

「なんじゃ?私、電車に乗ってるだけで、朝からそんなフェロモン出してるのか、
子どもにしか、効果はないのか?それは残念だ、残念すぎる」
あまりにも残念すぎて、肩を落とし下車しました。

「ホラ」の正体は、以外とセクシー系かもしれない。

私の「ホラ」様、どうかもう少し年齢を上げたターゲットをしとめてください。