最近、以前に読んだ本をもう一度読み返している。


普通なら、少し読み進めれば
そうそう、そうやったと思い出したりするものだけども
まあ、我ながらびっくりするくらい
あまりにも覚えてなさすぎるのである。

これを再読と呼べるのかというくらい。

一時期乱読しすぎたからか。

村上はるきの「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」も
読み返してみた。

私の中で、いろんな作品が
混じりまくって記憶になっていたようだ。
鼻歌をうたっていても、途中で違うウタになるような。

しかし記憶というものは不思議なもので
あるきっかけで思い出したり
つながったりするようである。

そうだ、以前読んだときも私は
サンドイッチが食べたくなったんだ。
それも、パンがぱさぱさでも湿っぽくもない
とびっきりおいしいサンドイッチを。

あの作品でそこかい!
と突っ込みたくなるかもしれないが

今回もおいしいサンドイッチが
食べたくて
おいしいサンドイッチを求めて
放浪している次第。

想像力と食欲と記憶と。
卵と壁とシステムと。